先週末ロシアの外務省によって行われた、トランスニストリア紛争の政治的解決が行われていないが故に軍の撤退は行わないという声明は単なる言い訳だ、と外交政策専門家Radu Varabieは考えている。
これは他の物と同様の言い訳だ。2000年にロシアはIgor Smirnov(ロシア国民)がそれをさせないと言った。これはロシアの外交ゲームの一環でEUから取れるだけのカードを奪おうとしている。記者会見で専門家は語った。
そのためモルドバにとってモルドバ自身がトランスニストリア解決をどのように見るかというメッセージを伝えることが重要だ。モスクワ、ベルリン、パリのリーダーとの間の対話は高等レベルにまで達し、ヨーロッパのパートナー達が我々に支援を出来るように示唆しなければならないと彼は言った。
ロシアはつまり現在の平和維持軍の構成の変更を望んでいないと主張したこの声明に関してVrabieは、これは平和維持軍の構成の変更を主張するモルドバの声明と相反する物だ。この事実はロシアを誰が率いているかという事とMedvedecの声明がどれだけ揺るぎのない物かという疑問を生み出す。と彼は言う。
この18年間ニストルにおいて武力衝突は起こっていないがこれは平和維持軍の活動があったが故ではないと言った。この平和維持軍はその役割を果たしたがそれから20年がすでに経過している。この平和維持軍はもう必要とされていない。とRadu Vrabieは言った。現地の状況はその使命を全うしないばかりか近年の成果を見る限り効果のない平和維持軍よりも、民間監視人ないしは監視人としての国際的警察機関をむしろ必要としている。と彼は加えた。
金曜日の記者会見においてロシアの外務省代表Andrei Nesterencoは、ロシアはトランスニストリアから軍を撤退させない、なぜならそれは紛争当事者双方を武力衝突に導く結果になるからだと言った。
彼はモスクワの立場を強調した。ロシア軍がトランスニストリアに駐留していることはロシアがこの紛争解決の保証人である立場に則った物である。 という。ロシアの外交官は、紛争解決の政治的合意の到達を目標として、ロシアがこの解決交渉に引き続き関わっていく限り平和維持軍の撤退期限は延長されると言った。
火曜日の夜にモスクワ外交官によって発表された声明に対応する形で発行されたコメントにおいて外務及びヨーロッパ加盟省はロシアの武器及び軍のモルドバ領土からの撤退の必要性とトランスニストリアにおける平和維持軍の再編の必要性を強調した。
http://www.azi.md/en/story/14535
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