2010年10月25日月曜日

Valery Kuzmin、ロシアはトランスニストリアからの軍を撤退させることは出来ない、世界は変わった

ロシア連邦は、1999年のOSCEイスタンブールサミットにおいて決定された様にモルドバ共和国から軍を撤退させることは出来ない。なぜなら状況が変わったからだ。ロシア全権大使Valery Kuzminはキシナウにおいて今日、国境設定の国際会議の後発言した。

大使は、ロシアは1994年10月24日のモルドバとロシアの合意に従ってモルドバの領土から軍を撤退させねばならない、と要求を出したモルドバ臨時大統領Mihai Ghimpuの昨日の新たな発言に困惑を示した。
Kuzuminは、1999年には世界は今と異なっていた。モルドバも同様だ。ロシアはイスタンブールでの約束を全て話した。しかしモルドバの紛争解決行程は中断された。これは我々の落ち度ではない。平気の撤去は不可能になった。そして平和維持軍を駐留させることは必然になった。これは圧力をかけているわけでも占領しているわけでもない。これは武力衝突が再び起こらないための補償だ。

ロシア大使はモルドバの政治か及び専門家は統一国家と統合された領土という二つの事象の区別がつけられないでいると言った。

例えばアメリカ合衆国は連邦国家だ。全てのアメリカの州はモルドバのガガウジアより多くの権限を持っている別々の地域で構成されている。しかし誰もアメリカが領土統一されていないとは言わない。モルドバは司法的視点から見ると統一された国家ではない。なぜならガガウズやトランスニストリアといった異なった自治権を持った地域が存在するからだ。とValery Kuzminは説明した。

彼はまたルーマニアを非難した。どういう訳だかモルドバ共和国との国境条約に調印することを拒否しており、ヨーロッパでの国境は第二次大戦直後の物を教会とするという条約が定められている状況で、両国間のこのような基本合意は何年も前になされるべきはずの物だと彼は考えている。

infotag注:憲法の定める下モルドバ共和国は独立した分断不可能な統一主権国家である。憲法の定めるところモルドバの政府は幾度となくロシアに対してモルドバのトランスニストリア地区から兵を撤退するよう要求をしてきた。来る11月1-2日にかけてOSCEは通常会議をカザフスタン・アスタナで行い、ロシア連邦がモルドバから兵を撤退するよう要求する決議が採択されることになっている。

2 件のコメント:

  1. 民族紛争は一時凍結して経済問題に集中すべき

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  2. そうですね〜。経済問題に力を入れるべきと言うことに関してはその通りなんですがね。
    しかしトランスニストリア問題は民族紛争では無く政治問題ですから。それに発電所も港もトランスニストリアに握られてる状態で、やっと先日ティラスポールに変わる港ができたところです。
    港は経済の要の一つですからね。仕方なしに新しいのを作ったわけです。もちろん全くの新造ではなく元あった小さな港を拡充したわけですが。

    初代及び二代目の大統領のことは詳しく知らないのですが、少なくとも共産党政権八年間において経済を底上げするような政策は見受けられませんでしたね。
    むしろ大統領の血縁による利権獲得のための政策の方が目につきました。

    新政権が果たして過去八年間よりも良い政策を執行できるかどうかはわかりません。
    ただいずれにせよ大統領を選出できずにいる状態は何にもましてすべての政策を停滞させ、早急に解決すべき問題です。

    問題なのはそれぞれの政党が相変わらず権力争いを繰り広げ協力できずにいることですね。

    先の大統領直接選挙法案も結局共産党のキャンペーンによってつぶれてしまいましたし。

    今回の選挙結果でLupuが共産党についても大統領選出はできない形になりましたから、Filatと共産党が協力をする以外に現法律で大統領選出はほぼ不可能なわけですが、共産党から離反議員でも出ない限り、この二人の連合はあり得ませんから相変わらず政治闘争が継続されることになり、相変わらず経済発展は見込めない状況が当面続くことになるわけです。

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